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設備

 物性研究には、純度の高い試料や良質の結晶が必要です。研究室には、有機合成に必要な器具や機器を備えた合成室があり、試料合成や結晶成長を行います。


 合成した試料は、真空蒸着、スピンコート、キャスト法によって薄膜にします。応力実験では、ダイアモンドアンビルセル(DAC)を用いて、薄膜試料に数万気圧の力を加えて色の変化を誘起し、研究室の可視・紫外・赤外・顕微ラマン分光器を利用して、色と分子構造の関係を調べます。


 分子結晶の研究には、SQUID磁束計や電気伝導度測定装置を用いて極低温 (1.85 K)、高磁場 (5 T)条件下で磁気的、電気的性質を測定し、電子構造や相転移の機構を解明します。


 その他、研究機器センターの機器(顕微赤外分光器・顕微ラマン分光器・可視紫外分光器・NMR・SEM・DSC/TG-DTA・XRD・LB膜作製装置)も活用しながら研究を進めています。